お金の仕事

最近の日経平均株価がかなりボラタイルな状況になっている。
思えば僕は1990年に大学を卒業して社会人になったのだが、入社の少し前に日経平均株価は1989年12月29日(すなわち大納会)に最高値38,957.44円を記録した。

そして正に時はバブル真っ盛りで、年明けには4万円を超えるとか言われていた。
本当に凄い時代だったんだと思うし、この時代がもう一度来ることを望んでいる人は沢山いる。

結局経済ってのは、お金が動くことで成長するわけだけど、お金だけで終わってしまうとそれはバブルになるわけだ。
この当時は、不動産だの絵画だのあらゆるものが投機の対象となり、その辺をお金が還流していたのだけど、最終的には消費材が動き続けないと、実体経済は良くはならない。

そこにあるのは、お金にお金を生ませようとするマネーゲームである。
銀行のディーリングルームにいた頃、ちょうどジョージ・ソロスがマレーシア政府やイングランド中央銀行とケンカして、見事に勝つという事実を見て、結局はお金の総量の勝負であり、貧乏人はやっちゃダメだなぁと思った。

そういうわけで僕は自ら株やらFXなどの相場ものはやらないようにしている。
お金の仕事はお金を生むことではなく、何かをそれで手に入れることであり、別のものに変換されて初めて意味を持つ。

株式への投資も株券(もう発行されてないけど)を手に入れて、株主としての権利を手にすることが主たる意義だということを忘れてはいけない。
ましてや何をやっているか良く分からない会社の株なんて買うもんじゃないと思う。

早くお金が本当の仕事をし出してもらいたい。
そうなった時に初めて経済が回復してきた、と言うことが出来るだろう。

さてそれはいつのことになるのやら…