基本のき

南場さんの「不格好経営」を読み終えた。
とてもとても良い本だと思った。

「不格好」という言葉は南場さんにとって自戒を込めた言葉なのだろう。
較べ物にならないくらい不格好な経営をして会社を潰したことがある自分としては、それでも羨ましくて仕方がない。

己の稚拙や失敗を正しく認識するのはとても勇気のいることだ。
失敗して大層なことになったならば余計にそうだと思う。

南場さんはチャーミングな人なんだろうなと感じた。
きっととんでもない状況でも、色々な人がそのチャーミングさに魅かれ、そしての何よりもその誠実さに魅かれて、彼女を支えたり叱咤激励したりしてきたように感じる。

自分も死にそうな経験をして、その時にたくさんの方に支えて頂いたし、今の自分が行きているのもそういう方たちのおかげ。
家入さんが著書でイジメに対して「逃げても良い」ということを言っていたけど、逃げるってことも時には大切ではある。

でも逃げても良いのは非常にレアなケースで、身に降り掛かった理不尽なことを避ける場合のみで、嫌だから逃げるというのは違う。
後ではきっと自分でも明白なんだろうけど、その時には嫌なこと=理不尽なことと変換して、逃げてしまっているケースもあるように思う。

その結果として、いわゆる仁義を欠くことをしてしまい、信頼を失ってしまう。
そうならないように僕たちは歯を食いしばらなければならないことがある。

きっと自分の真価を試されているのだと思って、思い切り歯を食いしばることにしよう。
その時のその結果が良くないものだったとしても、そうしたことで大切なことを失わずに済んだのだったら、その方が先の人生において大きな宝をもらったことになるのだから。

それこそが「基本のき」であるのではないかと感じた。
そんな気持ちにさせてくれた良書なので是非とも手に取って頂きたい。

お金の仕事

最近の日経平均株価がかなりボラタイルな状況になっている。
思えば僕は1990年に大学を卒業して社会人になったのだが、入社の少し前に日経平均株価は1989年12月29日(すなわち大納会)に最高値38,957.44円を記録した。

そして正に時はバブル真っ盛りで、年明けには4万円を超えるとか言われていた。
本当に凄い時代だったんだと思うし、この時代がもう一度来ることを望んでいる人は沢山いる。

結局経済ってのは、お金が動くことで成長するわけだけど、お金だけで終わってしまうとそれはバブルになるわけだ。
この当時は、不動産だの絵画だのあらゆるものが投機の対象となり、その辺をお金が還流していたのだけど、最終的には消費材が動き続けないと、実体経済は良くはならない。

そこにあるのは、お金にお金を生ませようとするマネーゲームである。
銀行のディーリングルームにいた頃、ちょうどジョージ・ソロスがマレーシア政府やイングランド中央銀行とケンカして、見事に勝つという事実を見て、結局はお金の総量の勝負であり、貧乏人はやっちゃダメだなぁと思った。

そういうわけで僕は自ら株やらFXなどの相場ものはやらないようにしている。
お金の仕事はお金を生むことではなく、何かをそれで手に入れることであり、別のものに変換されて初めて意味を持つ。

株式への投資も株券(もう発行されてないけど)を手に入れて、株主としての権利を手にすることが主たる意義だということを忘れてはいけない。
ましてや何をやっているか良く分からない会社の株なんて買うもんじゃないと思う。

早くお金が本当の仕事をし出してもらいたい。
そうなった時に初めて経済が回復してきた、と言うことが出来るだろう。

さてそれはいつのことになるのやら…

継続は力なり…

題名からしてこのブログに相応しくないなぁと思いつつ書いています。
ようやく何か落ち着いてしっかりとした文章を書く気持ちになってきたので、久しぶりに書いてみようと思った。

なるべく短くても継続的に自分の考えとかをアウトプットすることが大切な気がしていて、インプットばかりではなくキチンとしたアウトプットの機会を自ら作るつもり。
というわけで、今回のテーマは自戒を込めて「継続は力なり…」とする。

継続することの大切は色々なところで明らかになっていると思う。
例えばトップアスリートの世界もそうかもしれないけど、普通に運動することだって継続していないとすぐに故障に繋がる。

またダイエットなんかも、結局続けないと意味がないもんね。
他にも資格試験の勉強もその場しのぎでは意味がなく、たとえ合格したとしてもそのやり方では資格が活きることはないだろう。

そんなことは分かっていても人はサボってしまう。
色々と工夫をこらしてもサボる。

もう人間はサボるもんだくらいに思わないと凡人としてはやってられない。
でもそういうことだから「継続が力」となるのではないかと思った。

物事を続けられること自体が、差別化要因になり、自分を際立たせるものになるのだ。
そしき実は企業経営においても、継続というのは強力な差別化要因になっていたりする。

「創業1756年」だの「創業寛永年間」だのと言われると、無条件に「わーすげー」とか思ってしまわないだろうか?
それは継続している背景があると感じるからだと思う。

それこそが継続することの意味であり、継続をすることで信頼だったり名声だったり、色々なものを手にすることが出来る。
そしてそれを真摯に受け止めて更なる継続が出来るもののみが、幾多の時代の幾多の出来事を乗り越えることが出来るのだ。

そうまずは格好良いことは考えずに、泥にまみれながら続けることを考えよう。
ほんの少しの継続で良いのだから、それを出来る者になろう。

何となく今日はそんな気分だ。
久しぶりの雨がそんな気持ちにさせたのだろうか?

というわけで、頑張って継続しよう!